IFC Markets(アイエフシーマーケット)は、2003年にスタートした海外FX業者です。
金融グループ「IFC Holdings」の傘下企業で、一定の信頼性もあります。
そんなIFC Marketsでは、デモ口座の作成が可能です。
本ページでは、画像付きでデモ口座の作成方法、取引プラットフォームのダウンロード方法を解説します。
デモ口座作成時の参考にしてください。
IFC Marketsのデモ口座開設方法
IFC Marketsのデモ口座の開設手順は、次の3ステップです。
デモ口座は、レバレッジ、使用通貨を選べます。
Step1:公式サイトからデモ口座を作成
デモ口座作成は、公式サイトの「デモ口座」ボタンから行います。
デモ口座は「個人口座」と「法人口座」の二種類から選べます。
個人口座の場合、口座作成に必要な情報は「名前」、「姓」、「メールアドレス」、「パスワード」、「国」、「電話番号」の6項目です。
法人口座の場合は、会社名も必要になります。
すべての項目を入力後、「登録」をクリックします。
デモ口座の作成を確認するメールが登録メールが届いているかを確認しましょう。
Step2:メールアドレスの認証手続き
次に、登録メールアドレスにアドレス確認のメールが届くので、記載リンクをクリックします。
これで、メールアドレスの承認が完了です。
承認完了後に、デモ口座の開設を選びましょう。
Step3:取引口座の設定
デモ口座開設後は、口座の設定を行います。
取引プラットフォームはIFC Markets独自の「Next TradeX」、「Meta Trader4(MT4)」、「Meta Trader(MT5)」の3種類から選べます。
レバレッジは、リアル口座と同様に「1:400」、「1:300」、「1:200」、「1:175」、「1:150」、「1:125」、「1:100」、「1:75」、「1:66」、「1:50」、「1:33」、「1:25」、「1:20」、「1:15」、「1:10」、「1:5」、「1:3」、「1:2」、「1:1」の多数から選択できます。
口座の通貨は「USD(アメリカドル)」、「JPY(日本円)」、「EUR(ユーロ)」の3種類から選択可能です。
すべての項目を選択後、「口座を開設」をクリックします。
次に、取引プラットフォーム「MT4」の利用デバイスを選びます。
デバイスは、「Windows版」、「Multi Terminal版」、「iOS版」、「android版」、「Web Terminal版」の5つから選べます。
IFC Marketsのデモ口座MT4のインストール(ダウンロード)方法
IFC Marketsのデモ口座は、MT4に対応。
今回は、Windows版のMT4をインストールし、デモ口座との紐づけ方法を解説します。
Step1:MT4のインストール
Windows版は、まずユーザーアカウント制限を選択します。
上記ポップアップは「はい」を選びます。
次にMT4のライセンス同意書を確認します。
同意書を確認後、「次へ」をクリックします。
クリック後、インストールが開始されます。
インストールは数分で完了します。
Step2:MT4を立ち上げ、デモ口座と紐づける
インストール完了後、デスクトップ上にMT4が表示されているので、クリックして立ち上げます。
立ち上げ後、MT4にログインするため、「ログインID」と「パスワード」を入力します。
サーバーは、「IFC Markets-DEMO」を選びます。
Step3:ご口座開設完了のお知らせ
「ログインID」と「パスワード」は、デモ口座作成後に届く受信メールに記載されているので、確認しておきましょう。
「ログインID」、「パスワード」、「サーバー」に問題なければ、ログイン完了です。
すぐに、デモ取引きを行うことができます。
デモ口座とは
「デモ口座」とは、仮想マネーを使用してリスクなしでFXトレードを体験できるサービスです。
利益を得たとしても、実際には入金されませんが、損失を被ることもありません。そのため、安心してFXの体験や練習をすることができます。
デモ口座では、実際の通貨レートを利用してトレードすることができます。また、口座タイプや取引ツールの違い、EAの動きの確認などにも最適です。
多くのFX会社がデモ口座を提供しており、開設も簡単です。初めてFXに取り組む人には、まずはデモ口座で練習することをお勧めします。
IFC Marketsのデモ口座の特徴
IFC Marketsのデモ口座の特徴は、以下の3点です。
- レバレッジは最大400倍
- MT4/MT5に対応している
- 独自ツール「NetTradeX」あり
レバレッジは最大400倍
IFC Marketsのデモ口座のレバレッジは、最大400倍です。
日本のFX業者の最大レバレッジが25倍までなので、国内と比較すると高いですが、海外FX業者の中では低めの設定となっています。
海外FX業者の中には、レバレッジ1000倍や無制限のところもあるので、ハイレバレッジで取引したい場合は、他のFXサイトの利用がいいかもしれません。
MT4/MT5に対応している
IFC Marketsは、MT4/MT5のどちらにも対応しています。
旧バージョンのMT4と、最新バージョンのMT5が両方使えるので、自分の好きなプラットフォームを選択して、取引することが可能です。
MT5は次世代プラットフォームで、MT4より動作速度が速く、時間足の数や描写オブジェクトが多く高性能なので、スキャルピングや裁量取引に向いています。
一方、MT4は約定スピードなどの性能では劣るものの、使用感に慣れている方が多く、インジケーターやEAの種類はまだこちらが多いので、根強い人気があります。
MT4は現在開発は終了しており、今後は徐々にMT5に移行していくことになると思われます。
FCMarketsのデモ口座は、MT4とMT5を同時に開設することもできるので、現在MT4を利用している方は、MT5の使用感に慣れていくことをおすすめします。
独自ツール「NetTradeX」あり
FCMarketsは、MT4/MT5の他にも「NetTradeX」という独自のプラットフォームを提供しています。
NetTradeXは、インジケーター・描画ツールはMT4/MT5並に揃っており、最大10銘柄のチャートを同時表示可能な「パーセンテージチャート」も搭載しています。
さらに、「合併商品」も取り扱っています。
合併商品とは、海外FX業者が通常提供している取引銘柄ではなく、トレーダー自身で好きな銘柄を組み合わせてつくる商品のことです。
・XAU/AUD/DJI(ゴールド・オーストラリアドル・ダウジョーンズ)
・APPLE/Google(アップル・グーグル)
など、2つの銘柄だけでなく、3、4つといった複数銘柄の組み合わせも可能です。
独自ツールと聞くと、初心者向けの簡易ツールを想像しますが、NetTradeXは高性能ツールとしても完成されているので、上級者が使っても納得の取引ツールになっています。
合併商品の取引ができるのはNetTradeXだけなので、気になる方は試してみてください。
IFC Marketsのデモ口座を利用することのメリット
IFC Marketsのデモ口座を利用するメリットは、以下の3点です。
- ロスカット率10%・ゼロカットあり
- EA(自動売買)が利用可能
- 各プラットフォームを試すことができる
ロスカット率10%・ゼロカットあり
IFC Marketsの証拠金維持率は、10%です。
ロスカットとはFX業者が定める一定の損失を発生させた場合に、これ以上の損失が発生しないように強制的に決済される仕組みです。
他の海外FX業者は20%~30%が多い中、IFC Marketsは10%なので、証拠金ギリギリまで使って含み損に耐えることができます。
また、ゼロカットにも対応しているので、ロスカットが間に合わないほどの相場変動があったとしても、マイナス分はIFC Marketsが負担してくれるので、借金を負うことはありません。
EA(自動売買)が利用可能
IFC Marketsのデモ口座は、独自プラットフォームの「NetTradeX」「MT4」「MT5」の全てのプラットフォームで自動売買を利用することができます。
Googleなどのwebサイトから自動売買ソフトを探さなくても、MT4/MT5からお気に入りの自動売買ソフトを探すこともできます。
自動売買は、プラットフォームのターミナル→エキスパートから、自動売買ソフトの検索が可能です。
自動売買を利用することで、忙しくてチャートに張り付く時間がない方でも利益を狙うことができます。
IFC Marketsのデモ口座は口座の有効期限が無制限なので、自動売買のテストにも最適です。
各プラットフォームを試すことができる
IFC Marketsのデモ口座は、MT4やMT5、NetTradeXといった、多くのプラットフォームを試すことができます。
各プラットフォームは、使用感やインジケーター、約定力、使える自動売買ソフトなどが異なります。
プラットフォームはリアル口座に移行しても利用するので、自分に合っているソフトを事前に無料で確認できるのはメリットです。
IFC Marketsのデモ口座を利用することのデメリット
IFC Marketsのデモ口座を利用するメリットは、以下の2点です。
- スワップポイントは全てマイナス
- 日本語サポートは不十分
スワップポイントは全てマイナス
IFC Marketsのスワップポイントは、全てマイナススワップです。
スワップポイントとは、通貨間に発生する金利差のことで、ポジションを保有し続けることで、2カ国間での金利差によって発生する損益を指します。
スワップポイントは、月曜日から金曜日の午前7時(夏時間だと午前6時)をまたいで保有していると発生します。
スワップポイントの金額はFX業者により異なりますが、IFC Marketsでは全てマイナスに設定されているので、スワップポイント狙いの長期トレードはおすすめしません。
日本語サポートは不十分
IFC Marketsのサポートは電話・メール・チャットの3種類です。
メールは平日24時間受付していますが、日本語対応のメールとチャットは平日13:00〜21:30までしか対応していないので、注意が必要です。
サポートは、日本語には対応していますが、メール・チャットはGoogle翻訳レベル、電話オペレーターはカタコトの日本語を話す外国人の方が対応します。
簡単な質問であれば問題ないと思いますが、込み入った質問や、トラブルやクレーム対応などは、やりとりがスムーズに進まない可能性も。
他社海外FX業者の中には、日本人が日本語で24時間サポートをしてくれる業者もあるので、そのような業者と比較すると、IFC Marketsはサポートに力を入れていない業者だと言えます。
IFC Marketsのデモ口座の注意点
IFC Marketsのデモ口座利用時の注意点は、次の2点です。
- デモ口座はプラットフォームと紐づける必要がある
- ボーナスの利用はできない
デモ口座はプラットフォームと紐づける必要がある
IFC Marketsでは、デモ口座を開設しただけでは取引をすることができません。
アカウントの開設、デモ口座の申請、プラットフォームのダウンロードを行った後に、プラットフォームとデモ口座を紐づけする必要があります。
IFC Marketsの公式サイト内にログインして、MT4/MT5を操作するのではなく、デモ口座申請後には直接プラットフォームを開いて取引するので、間違えないように注意しましょう。
入金ボーナスなどは利用できない
IFCMarketsでは、様々なキャンペーンを開催していますが、デモ口座ではキャンペーンを利用することができません。
IFC Marketsでは、iPad AirやiPhone 14が当たる「テスラを獲得キャンペーン」や、口座資金に最大7%の利息がつく「フリーマージン」などのキャンペーンを開催しています。
デモ口座ではキャンペーンの使用感を確かめることはできないので、試したい場合はリアル口座を開設する必要があります。
IFC Marketsのデモ口座とリアル口座の違い
リアル口座とデモ口座には、次のような違いがあります。
- 使用する取引通貨の違い
- サーバーと約定力の違い
使用する取引通貨の違い
デモ口座とリアル口座の最大の違いは、使用している通貨にあります。
デモ口座は、仮想のお金(バーチャルマネー)を使って取引するので、勝っても負けても自己資金に一切変化はありません。
一方、リアル口座は自己資金(リアルマネー)を使って取引するので、勝敗によって資金が増えたり減ったりします。
FXが初めての方でも、デモトレードなら損益が発生しても自身のダメージに繋がることはないので、安心してトレードの練習をすることが可能です。
サーバーと約定力の違い
IFC Marketsのデモ口座は、リアルトレードと同じように取引することが可能ですが、必ずリアルトレードと同じ結果になるとは限りません。
デモ口座とリアル口座は、使用しているサーバーが異なります。
リアル口座は実際に為替市場に注文を流すので、他のトレーダーの注文や経済指標時には、スリッページが発生したりするなど、約定力が落ちることがあります。
一方、デモ口座は市場に注文を出さない練習用の口座なので、他のトレーダーの影響を受けることなく、必ず言い値で約定します。
自動売買取引などは、結果が大きく変わってくる可能性もあります。
実際の約定力は、リアル口座で取引しないと分からないので、まずは少額からでもリアルトレードをしてみましょう。
IFC Marketsのデモ口座にログインできない時の対処方法
デモ口座にログインできない場合の対処法は以下の3点です。
- ログイン情報を確認する
- 土日祝日はチャートが動かない
- プラットフォームが最新ではない
ログイン情報を確認する
デモ口座にログインできない場合、ログイン情報が間違っている可能性があります。
デモ口座は、「ログインID」、「パスワード」、「サーバー名」が正しく入力されていないと、ログインすることができません。
似ているローマ字や数字もあるので、入力する際はなるべくコピーペーストで行うようにしましょう。
ログイン情報は、デモ口座開設時に届いたメールに記載されています。
削除しないように気をつけましょう。
土日祝日はチャートが動かない
為替FXやCFD銘柄は、土日祝日は利用できません。
IFC Marketsだけでなく、どのFX業者でも土日祝日は市場がクローズしているので、チャートが動くことはありません。
チャートは動かなくても、右下に「回線不通!」や「無効な口座」など表示されていなければ、ログインは完了しているので、平日になれば動きます。
仮想通貨取引なら土日祝日でも利用できるので、通貨ペアを追加してみましょう。
プラットフォームが最新ではない
過去にダウンロードして、しばらく放置していたプラットフォームでログインしようとしている場合、バージョンが古くなっていてログインできない可能性があります。
最新のものでない場合、プラットフォームとの接続が上手くいかず「回線不通」と表示されます。
その場合は、新たに最新版のプラットフォームをダウンロードしましょう。
スマホやMac版は、アプリストアでMetaTrader4/5やNetTradeXを開き、「更新」を押すことで、最新版にすることができます。
IFC Marketsのデモ口座をダウンロードできない、開設できない時の対処方法
IFC Marketsデモ口座をダウンロード・開設ができない場合の原因と対処法は、以下の3点です。
- ネット回線が不安定
- 他のFX業者のMT4/MT5を使っている
- 選択プラットフォームの間違い
ネット回線が不安定
MT4/MT5などのプラットフォームは、ネット環境が不安定な状態では、ダウンロードができないことがあります。
外出先のFree Wi-Fiや、ネットカフェのWi-Fiなど、多くの人が同時に接続している状態だと、ネット回線が不安定になり正常にダウンロードを行うことができません。
自宅など、ネット環境が整っている場所で再度ダウンロードを試みてみましょう。
他のFX業者のMT4/MT5を使っている
デモ口座は、IFC Marketsが公式サイトから提供しているプラットフォームからでないと、開設することはできません。
海外FX業者は、それぞれが専用のプラットフォームを提供しています。
各海外FX業者は取引条件・取引環境に合わせ、MT4/MT5に多少のカスタマイズをしているので、メタクオーツ社のプラットフォームであっても、利用できない可能性があります。
他社でダウンロードしたプラットフォームでログインできない場合、IFC Marketsの公式からダウンロードしたプラットフォームで再度ログインできるか試してみましょう。
選択プラットフォームの間違い
デモ口座開設時にMT4を選択しているのに、MT5のプラットフォームをダウンロードしているような場合、デモ口座にログインすることができません。
デモ口座を開設するには、最初にマイページから「プラットフォーム」、「レバレッジ」、「証拠金」「口座の通貨」を設定します。
その後、設定した内容のログイン情報がメールで届くので、その情報をMT4/MT5に入力することで開設が完了します。
最初に設定したプラットフォームは途中で変更できないので、変更したい場合は再度デモ口座を開設しましょう。
IFC Marketsデモ口座に有効期限(利用期限)はある?
IFC Marketsのデモ口座は、有効期限はありません。
口座開設数に制限もないので、複数の口座を開設して、無期限にデモ口座で取引することが可能です。
プラットフォームごとに取引の条件を変えたり、自動売買ツールごとに口座を開設することもできるので、より効率的にトレードの基礎を学ぶことができます。
IFC Marketsデモ口座に関するよくある質問
IFC Marketsのデモ口座に関する質問をまとめました。
IFCMarketsのデモ口座開設・ログイン・リセット方法まとめ
IFC Markets(アイエフシーマーケット)のデモ口座作成は約5分。
取引プラットフォームのインストール、そしてデモ口座との紐づけも約5分で完了しました。
デモ口座の仕様は、MT4、MT5に対応。EA(自動売買)、ロスカット率10%、ゼロカットありと、リアル口座とサービスを提供していました。
ただ、スワップポイントは全てマイナススワップ、日本語サポートが不十分と、使いにくい点も。
デモ口座のメリット、デメリットを確認し、利用を検討しましょう。