この記事は、海外FXがおすすめされない理由を解説します。なぜ止めた方が良いと言われるのか、利用してはいけない業者の特徴、実際におすすめできない業者などをお伝えします。

海外FXがおすすめされない、やめた方が良いと言われる主な理由は、一部の悪質な業者による被害が口コミによって広まっているためです。

残念ながら、海外FX業者の中には、企業として信頼できない業者が存在します。

中には明らかに詐欺目的で設立されたと思われる業者もあります。

そうした業者を利用した人たちが出金を拒否されたり、利益を没収されたりする事例があり、その報告がネット上で広まり、「海外FXはおすすめできない」という噂になっています。

しかし、海外FXの中にはきちんと信頼できる業者も存在するので、安心してください。

この記事を読むことで、海外FXがおすすめされない理由を理解し、利用してはいけない業者を避け、信頼できる業者を見極めることができるようになります。

海外FXはおすすめしないと言われる7つの理由
  • 理由1.日本の金融庁のライセンス登録をしていない
  • 理由2.信託保全が義務化されていない
  • 理由3.出金拒否・利益没収のリスクがある
  • 理由4.国内FXと比べてスプレッドが広めに設定されている
  • 理由5.ハイレバレッジで大きな損失のリスクがある
  • 理由6.国内FXと比べて利益にかかる税金が高い
  • 理由7.日本語対応していない業者もある
海外FX業者口座開設ボーナス最大レバレッジスプレッド
(米ドル/円)
金融ライセンス取引ツール日本語対応公式HP
XMTrading
XMTRADINGバナー
あり1,000倍ドル円1.6pipsセーシェル金融庁
(FSA)
MT4/MT5ありhttps://www.xmtrading.com/
FXGT
FXGTバナー
あり1,000倍ドル円1.5pipsセーシェル金融庁
(FSA)
MT5ありhttps://fxgt.com/ja
AXIORY
AXIORYバナー
あり400倍ドル円1.5pipsベリーズ国際金融サービス委員会
(FSC )
MT4/MT5/cTraderありhttps://www.axiory.com/jp/

本コンテンツは「海外FXオンエア編集部」が、金融庁財務局消費者庁国民生活センターから発信される情報と、実際の海外FX取引・調査を基に制作しています。詳細は「海外FXオンエアのコンテンツ制作ポリシー」をご覧ください。

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目次

海外FXがおすすめしない・やめた方がいいと言われる7つの理由

海外FXがおすすめされないと言われる理由は主に次の7つです。

海外FXは、日本の金融ライセンスを保有していない無許可営業の業者です。

このため、何かあった場合でも日本の金融庁のサポートは受けられません。

金融庁は、公式サイトで海外FXの利用について注意喚起を行っています。

引用元:金融庁

無許可営業の海外業者を利用すると、出金拒否などのトラブルが多く報告されており、金融庁は上記のような注意喚起を行っています。

ほぼすべての海外FX業者は金融庁から「日本の金融ライセンスを取得しなさい」との警告を受けています。

ただし、日本の金融ライセンスを取得すると海外FX特有のメリットがなくなるため、これは難しい状況です。

たとえば、高いレバレッジやボーナス、ゼロカットシステムなどがあります。

これらは日本の法律では提供できないため、海外FX業者は日本の金融ライセンスを取得しません。

ただし、海外FX業者の中には信頼できる業者も存在します。

信頼できる業者は、日本以外の金融ライセンスを取得しており、その中には日本のライセンスよりも取得が難しいものもあります。

利用する場合は、そうした難易度が高い金融ライセンスを保有した業者を選ぶことをおすすめします。

国内FXでは信託保全が義務化されていますが、海外FXではそうではありません。

信託保全は、顧客の資産とFX業者の資産を信託銀行などの外部機関に分けて管理する資金管理方法です。

この方法では、FX業者が倒産した場合でも預けたお金は返ってきます。

しかし、信託保全がない場合は安心できません。

多くの海外業者は分別管理を行い、顧客の資産と自社の資産を別口座で管理しています。

そのため、業者が倒産した場合、預けたお金が返ってこない可能性があります。

ただし、信託保全を採用していなくても「投資家補償基金」や「投資家資金補償保険」に加入している業者は安全性が高いです。

これらは一定額が必ず返金される制度です。

たとえば、ExnessとTitanFXは「The Financial Commission」に加入し、20,000ユーロ(約300万円)までの資金が補償されます。

信託保全がない業者を利用する場合は、こうした補償のある業者がおすすめです。

海外業者では出金拒否や利益没収の報告が多く、問題のパターンは3つあります。

出金拒否や利益没収をされるケース
  • 悪質な業者を利用した
  • 業者の倒産や営業停止
  • 規約違反・出金ルールの理解不足

悪質な業者を利用すると、出金拒否や利益没収を理不尽にされるケースがあります。最初から詐欺を目的として設立された業者も存在し、過去には出金拒否や資金の持ち逃げが報告されています。そのため、十分な注意が必要です。

海外業者は突然倒産したり、営業停止になることがあります。その場合、多くの海外業者が信託保全を行っていないため、預けたお金が戻ってくるかは不確かです。

また、規約違反や出金ルールの理解不足により、出金拒否や利益没収されることもあります。業者が禁止している取引方法を行うと、出金拒否や利益没収の対象となります。海外FXの出金ルールはやや複雑で、理解していないと出金が拒否されることもあります。

しかし、安全な業者を利用し、健全な取引を行っていれば、問題なく出金が可能であり、利益没収されることはありません。実際に、SNSで検索すると大金の出金報告も多くあり、過度な心配は不要です。

海外FXは国内FXに比べてスプレッドが広めに設定されています。

米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルの比較を以下の表でご覧ください。

FX業者米ドル/円ユーロ/円ユーロ/ドル
XM Trading
(海外)
1.6pips2.3pips1.7pips
FXGT
(海外)
1.5pips2.1pips1.4pips
AXIORY
(海外)
1.5pips1.7pips1.3pips
GMOクリック証券
(国内)
0.2銭0.5銭0.4pips
DMM FX
(国内)
0.2銭0.5銭0.4pips
みんなのFX
(国内)
0.22銭0.4銭0.3pips
※1pipsと1銭は同じです。

この表から、海外FXと国内FXのスプレッドには大きな差があることがわかります。

上記の海外FXのスプレッドはスタンダード口座のもので、その業者の中で最もスプレッドが高い口座タイプです。

しかし、他の口座タイプと比較しても、国内FXのスプレッドの方が優れていると言えます。

例えば、XM Tradingの他の口座タイプのスプレッドを見てみましょう。

口座タイプ米ドル/円ユーロ/円ユーロ/ドル
KIWAMI極口座1.0pips1.5pips0.7pips
ZERO口座0.1pips0.4pips0.1pips

KIWAMI極口座でも国内FXとのスプレッド差は存在します。

ZERO口座はスプレッド自体は優れていますが、取引手数料が発生するのがデメリットです。

1ロットあたり(10万通貨)10ドルの取引手数料がかかり、取引量が増えるほどコストが上昇します。

海外FXにはスプレッドが狭い口座タイプもありますが、ほとんどの場合は取引手数料が発生します。

そのため、海外FXは国内FXに比べてスプレッド面で不利であり、短期トレードには向きません。

短期トレードでは小さな利益を頻繁に狙うため、スプレッドが広いと取引コストが増えてしまいます。

特にスキャルピングのような数pips単位の取引においては不利です。

広いスプレッドはスキャルピングに不向きであり、スキャルピングを行う場合は国内業者の利用を検討する方が良いでしょう。

海外FXでは国内FXのようなレバレッジ制限がなく、業者によっては21億倍(実質無制限)までのレバレッジを提供するところもあります。

海外FX業者名最大レバレッジ
Exness無制限
XM Trading 1000倍
AXIORY1000倍

高いレバレッジを使うことで少ない資金でも取引が可能となりますが、それに伴って大きな損失のリスクも増大します。

レバレッジが高いほど、より多くのロット数で取引ができ、大きなポジションを持つことが可能になります。

ロット数が増えると1pipsあたりの損益も大きくなります。

例えば、米ドル/円の取引でのロット数と1pipsあたりの損失額は以下の通りです。

ロット数1pipsあたりの損失額
0.1ロット(1万通貨)-100円
1ロット(10万通貨)-1,000円
5ロット(50万通貨)-5,000円
10ロット(100万通貨)-1万円
50ロット(500万通貨)-5万円
100ロット(1,000万通貨)-10万円

海外FXの高いレバレッジを利用して大きなリターンを狙う手法は有効ですが、その反面、失敗すると大きな損失を被るリスクもあります。

資金管理には特に注意が必要です。

しかし、多くの海外FX業者には「ゼロカットシステム」があります。

このシステムがある業者では、口座資金以上の損失が発生することはありません。

そのため、「追証」の心配はありません。

海外FXは国内FXよりも税率が高く設定されています。

  • 海外FX:15~55%
  • 国内FX:20.315%

国内FXでは税率が20.315%で固定されていますが、海外FXの場合は「超過累進税率(累進課税制度)」が適用され、所得に応じて税率が高くなります。具体的な税率は以下の通りです。

所得額所得税率住民税合計税率
195万円以下5%10%15%
195~330万円以下10%10%20%
330~695万円以下20%10%30%
695~900万円以下23%10%33%
900~1,800万円以下33%10%43%
1,800~4,000万円以下40%10%50%
4,000万円以上45%10%55%

このように、海外FXで得た収入が大きいほど税金も高くなります。

税率が30%になるのは、所得が330万円を超えた場合です。税金が高くなると純利益が減少し、投資先としての魅力は低下します。

海外FX業者の中には、十分な日本語対応をしていないところも多くあります。

ここで言う日本語対応とは、日本人スタッフが在籍し、サポートを行うことを指します。

海外FX業者では、ウェブサイトは日本語であっても他のサポートが日本語対応していない場合があります。

例えば、メールやチャットでの問い合わせに関しては以下のような対応が一般的です。

  • 日本語を少し理解するスタッフで対応
  • 翻訳ソフトを使用して対応

これらの方法では、カタコトの日本語や意味が伝わりにくい回答が返ってくることも珍しくなく、意思疎通の問題が生じやすいです。

問題が発生した場合、カスタマーサポートに連絡することがあるため、適切なサポートを受けられないと不安や不便を感じることになります。

そのため、利用する際は日本人スタッフが在籍している業者を選ぶことが望ましいです。

海外FXをおすすめしない理由を上回る5つのメリット

海外FXは、一般的に推奨されないと言われるよりも大きなメリットがあり、個々のニーズに応じて海外FXが適しているケースもあります。

これから、海外FXの5つのメリットを紹介します。

メリット1.取引の透明性が高い

多くの海外FX業者は「NDD方式」という取引方式を採用しています。これにより、取引の透明性が高まります。

NDD方式とは、顧客から受けた注文をインターバンク市場や銀行などのカバー先に直接流す取引方式です。

この方式では、FX業者は仲介者としての役割のみを果たし、顧客の注文には介入しません。

結果として、レート操作や約定拒否、リクオートなどが発生しにくくなります。

一方、国内FXの多くは「DD方式」を採用しています。

DD方式では、顧客の注文が直接カバー先に流れるのではなく、まずFX業者とのやり取りが行われます。

この方式では、FX業者が顧客の注文に介入する可能性があり、レート操作や約定拒否、リクオートが起こり得ます。

DD方式が不公正というわけではありませんが、取引の透明性の面ではNDD方式に劣ります。

公正かつオープンな取引環境を重視するトレーダーにとって、NDD方式はより大きなメリットを提供します。

メリット2.口座開設ボーナスでお得にFX取引を始められる

海外FXには、口座開設ボーナスを提供している業者が多く存在します。

海外FX業者名口座開設ボーナス
TradersTrust2万円
XM Trading1万5,000円
FXGT1万5,000円
IS6FX3,000円

口座開設ボーナスとは、口座を開設することで取引に使用できるボーナスが付与されるキャンペーンのことです。

ボーナスは通常、出金できませんが、口座残高に加算されるため、口座残高を増やすことができるメリットがあります。

これにより、初期費用を低く抑えて取引を開始することが可能になります。

特に、海外FXではレバレッジが高く、必要証拠金が少ないため、ボーナスだけで取引を開始することも可能です。

海外FXがどのようなものかを体験したい場合、ボーナスを活用するのがおすすめです。

メリット3.ハイレバレッジのため少額でも稼げる

国内FXでは最大25倍のレバレッジに制限されていますが、海外FXではレバレッジ制限がなく、国内では実現不可能なハイレバレッジが利用可能です。これにより、少ない資金でも効率的に収益を上げることができます。

例えば、米ドル/円が1ドル=150円の時、10万通貨で取引する場合、レバレッジ25倍の国内FXでは必要証拠金が60万円となります。一方、レバレッジ制限がない海外FXでは、必要証拠金を以下のように大幅に減少させることができます。

レバレッジ必要証拠金
3,000倍5,000円
1,000倍1万5,000円
500倍3万円

このように、海外FXでは国内FXよりも少ない資金でより大きなポジションを保有することが可能です。

同じ資金量で大きなポジションを保有できるため、利益の拡大を狙うチャンスが広がります。

より大きな利益を目指す際には、取引量を増やすことも一つの方法です。

メリット4.ゼロカットシステムを採用しているので追証リスクが無い

多くの海外FX業者は「ゼロカットシステム」を採用しています。

このシステムでは、口座残高がマイナスになった場合に、損失分をFX業者が補填します。

ゼロカットシステムがなければ、市場の急変動により追証(口座残高がマイナスになる状況)のリスクが発生する可能性があります。

特にハイレバレッジ取引では損失が大きくなるため、このリスクは増大します。

しかし、多くの海外FX業者がゼロカットシステムを採用しているため、追証のリスクはありません。

最大損失額は口座資金の全額に限られます。一方、国内FXではゼロカットシステムを採用する業者はありません。

日本の法律ではゼロカットシステムの採用が認められていないためです。

そのため、ハイレバレッジ取引を行う際には、追証リスクがある国内FXよりも、ゼロカットシステムを採用している海外FXが安全性が高く推奨されます。

メリット5.高機能な取引ツール(MT4・MT5)を使える

国内FXでは主に各業者のオリジナルツールが使用されますが、海外FXでは「MT4(MetaTrader 4)」や「MT5(MetaTrader 5)」の利用が一般的です。

MT4とMT5はMetaQuotes社が開発した、外国為替やその他の金融商品を分析するための高性能チャートツールです。

これらのツールは多様なテクニカル指標や描画ツールを備えており、カスタマイズのしやすさが特長です。

さらに、有志によるオリジナルインジケーターの配布も活発で、多くのニーズに応えられる選択肢が豊富にあります。

自動売買にも対応しており、EA(エキスパートアドバイザー)を利用したトレードが可能です。

また、バックテスト機能も備えているので、EAの有効性を事前に確認することもできます。

国内FXではMT4やMT5を利用できる業者が限られていますが、海外FXでは広く利用できるため、これらのツールをメインに使いたいトレーダーには大きなメリットがあります。

海外FXでおすすめしない・利用をやめた方がいい業者の5つの特徴

海外FX業界には避けるべき業者が存在し、次の5つの特徴を持つことが多いです。

これらの特徴を持つ業者は信頼性に欠けるため、利用することはおすすめできません。

海外FX業者が保有する金融ライセンスには、取得の難易度が異なります。

中にはペーパーライセンスとも言えるものも存在します。

以下は、いくつかの金融ライセンスとその取得難易度、およびそれを保有する主なFX業者の例です。

金融ライセンス取得難易度保有しているFX業者
イギリス金融行動監視機構 (FCA)非常に難しいExnessグループ, XMグループ
キプロス証券取引委員会 (CySEC)かなり難しいExnessグループ, XMグループ
オーストラリア証券投資委員会 (ASIC)かなり難しいeasyMarketsなど
ケイマン諸島(CIMA)かなり難しいTradeview
モーリシャス金融サービス委員会 (FSC)普通Titan Markets(Titan FXのグループ会社)、Gemforexなど
バヌアツ金融サービス委員会 (VFSC)普通Titan FX、ThreeTraderなど
英領バージン諸島金融サービス委員会 (FSC)簡単iForexなど
セイシェル共和国金融庁 (FSA)簡単日本向けのExness、XMなど
モーリシャス金融サービス委員会(FSC)簡単日本向けのXMなど

信頼性の低いライセンスは、実態がない企業でも取得可能な場合があるため、そのようなライセンスを保有しているだけでは信頼できないと言えます。

そのため、利用する場合はできる限り、取得難易度が高い金融ライセンスを保有しているFX業者を選ぶことが望ましいです。

ただし、多くの海外FX業者は日本向けには取得難易度が比較的低い金融ライセンスを保有しています。

これは、「FCA」や「ASIC」など取得難易度の高い金融ライセンスでは日本国内での営業が困難であるためです。

例えば、XMグループの場合、グループ会社は「FCA」と「CySEC」を取得していますが、日本向けには「FSA」と「FSC」を取得しています。

このため、グループ会社が保有するライセンスを確認することが重要です。

オフィスを持っていない業者はペーパーカンパニーである可能性が高く、利用は推奨されません。

実際の営業拠点がなく、仮想的な存在だけで運営されている業者は、取引でトラブルが生じた際の対応が難しく、リスクが増加します。

また、オフィスがないことは、オフィスを構えたり、従業員を雇ったりするだけの資金がないことを意味する可能性があります。

そのような業者は資金繰りに問題があるため、倒産するリスクが高くなります。

ペーパーカンパニーである業者には多くのトラブルが報告されているため、オフィスの存在を確認することは重要です。

チェック方法としては、公式サイトでオフィスの住所や写真を確認する、口コミで実際にオフィスを訪れた人の情報を探すなどがあります。

インターネット上でその業者に関する悪評が多い場合、利用はおすすめできません。

多くの悪評が存在するのは、業者に何らかの問題があることが多いからです。

出金拒否、レート操作、約定拒否やスリッページの多発、サポート対応の悪さなど、以下のような悪評が多い業者は問題があると判断するべきです。

特に、証拠画像付きの口コミは事実である可能性が高いため、重要な参考情報になります。

過剰なボーナスキャンペーンを行っている業者には注意が必要です。

一部の悪質な業者は、豪華なキャンペーンを利用してトレーダーの資金を持ち逃げすることがあります。

「300%入金ボーナス」のような極端なボーナスを提供している業者は、入金後に出金拒否や利益没収などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。

豪華なキャンペーンを行っている業者は、詐欺ではなくてもリスクが高いと考えられます。

実際に、GemforexやHAST FOREXなど、豪華なキャンペーンを行っていた業者が出金拒否トラブルで問題になった例があります。

このため、過剰なキャンペーンを行う業者には懐疑的な姿勢を取ることが賢明です。

日本語でのコミュニケーションができない業者を利用すると、何か問題が発生した際に対応が困難になります。

そのため、日本語サポートを提供していない業者は避けることをおすすめします。

日本語サポートがない業者を利用すると、意思疎通がうまくいかず、問題解決がスムーズに進まないことがあり、トラブルが深刻化するリスクがあります。

そのため、日本人スタッフが在籍している業者を選ぶことが望ましいです。

海外FXでおすすめしない・利用をやめた方がいい業者7選【2023年版】

2023年時点で利用をおすすめできない海外FX業者

これらの業者は実際に問題を起こしているか、インターネット上でトラブルに関する多数の口コミが報告されているため、利用することは推奨できません。口座開設は控えた方が賢明です。

GEMFOREX(ゲムフォレックス)は、2022年12月頃に大幅な出金遅延が発生し、大きな問題となりました。公式発表によれば、決済代行業者による資金の持ち逃げが原因とされています。しかし、GEMFOREXは2022年11月に「300%入金ボーナス」という過剰なボーナスを提供しており、運営が不安定だった可能性が指摘されています。顧客への出金は完了したものの、2023年11月現在もサービスは停止しています。今後の復活の可能性は未定ですが、復活しても利用はおすすめできません。

HAST FOREX(ハストフォレックス)は2022年4月に設立された新しい業者です。SNSのインフルエンサーを利用して「150%入金ボーナス」や「200%入金ボーナス」などの派手なボーナスでトレーダーを集めていました。問題は2022年夏頃に発生し、出金拒否が増加し、現在も出金できないトレーダーが多いとされています。HAST FOREXは詐欺業者である可能性が高いため、利用は控えるべきです。

FXFair(FXフェア)は、2023年4月頃から出金拒否の報告が増加し始めた業者です。原因は、ホワイトラベルパートナーである「Assassin FX(アサシンエフエックス)」がコピートレードで大規模な損失を発生させたことにあります。Assassin FXは不自然なトレードで詐欺を疑われる状況にあり、その影響がFXFairにも及んでいます。FXFairは、取引環境の提供のみを行い、Assassin FXとは別の企業であると主張していますが、両社の関連性を疑う声も多くあります。今後、FXFairは保有している仮想通貨を分割して顧客へ返金する予定ですが、日本銀行口座での出金停止など不安要素が多くあります。現在もサービスは継続していますが、利用することはおすすめできません。

AssassinFXは、2023年7月頃に不自然なコピートレードが多発し、問題になった業者です。FXFairとホワイトラベルの関係にあり、FXFairのシステムを利用して取引を行っていました。しかし、実際にはFXFairと同じ会社であるという噂があり、FXFairの評判は先に述べた通りです。AssassinFXには次のような怪しい報告が多数あります。

AssassinFXの怪しい報告
  • ロット数が急に増える
  • 一斉にロスカットされる
  • コピートレードが解除できない

これらの報告により、数百万円を失った人もおり、被害総額は30億円以上とも噂されています。AssassinFXは詐欺業者である可能性が高いため、利用しないことをおすすめします。

BA Capital(ビーエーキャピタル)は、2023年4月頃から不正トレードの報告が増えた業者です。「勝手にトレードされて損失になった」という報告が多数あるため、この業者を利用するべきではありません。現在、サービスは停止していますが、再開しても利用しないようにしましょう。

ZAIX(ザイクス)は、2023年6月頃からコピートレードでの不正が報告され始めた業者です。ロット数が急に大きくなったり、不自然なロスカットで追証になったりするなどの異常な現象が報告されています。トレード利益の改ざんや出金拒否の報告もあり、詐欺業者である可能性が高いため、注意が必要です。

FXTRADING(FXトレーディング)は、2023年1月頃から出金遅延や出金拒否の噂が広がった業者です。過去に豪華なボーナスを提供していたことがあり、GemforexやHAST FOREXなどと同様のパターンの可能性があります。出金拒否の正確な理由は不明ですが、口座凍結や出金拒否が多発したため、評判が悪い業者です。現在もサービスは継続していますが、利用することはおすすめできません。

安心・安全性が高い海外FX業者おすすめ5選【2023年版】

海外FX業者の中には、信頼性が高く安心して利用できる業者も存在します。

当編集部が選んだ安心・安全性が高いと評価されるおすすめの海外FX業者は次の5社です。

海外FX業者口座開設ボーナス最大レバレッジスプレッド
(米ドル/円)
金融ライセンス取引ツール日本語対応公式HP
XMTrading
XMTRADINGバナー
あり1,000倍ドル円1.6pipsセーシェル金融庁(FSA)MT4/MT5ありhttps://www.xmtrading.com/
FXGT
FXGTバナー
あり1,000倍ドル円1.5pipsセーシェル金融庁(FSA)MT5ありhttps://fxgt.com/ja
AXIORY
AXIORYバナー
あり400倍ドル円1.5pipsベリーズ国際金融サービス委員会(FSC )MT4/MT5/cTraderありhttps://www.axiory.com/jp/
HFM
HFMバナー
あり1,000倍ドル円2.2pipsセントビンセント&グレナーディンMT4/MT5ありhttps://www.hfm.com/sv/jp/
Exness
exnessバナー
なし無制限ドル円1.1pipセイシェル共和国金融庁(FSA)MT4/MT5ありhttps://www.exness.com/

XM Tradingは、出金拒否のようなトラブルの報告がほとんどなく、口コミでの評判も非常に良い業者です。グループ会社が「FCA」と「CySEC」の最高難易度の金融ライセンスを取得しており、信頼性が高く評価されています。日本での運営実績も10年以上あり、海外FX業者としての安全性と信頼度は非常に高いと言えます。口座開設ボーナスとして1万5,000円が提供されるため、特に海外FXを初めて取引する人におすすめの業者です。

\ 新規口座開設で13,000円GET /

公式サイト:https://xmtrading.com/register

FXGTは、最大100万ユーロまでの賠償保険に独自加入しており、資金面での安全性が高いです。2019年の設立以来、運営歴は4年と比較的短いものの、現在まで出金拒否のような悪評はほとんど見られません。特徴的なサービスとして、15,000円の新規登録ボーナス、100%のWelcomeボーナス(入金額の100%を付与、8万円が上限)、50%のUnlimited Loyaltyボーナス(入金額の25~50%を付与、120万円が上限)などがあります。また、「Loyaltyリセットボーナス」によってボーナスの上限額をリセットすることも可能です。これにより、証拠金を増やすことができ、何度もボーナスを利用できるのが大きなメリットです。

\ 新規口座開設で15,000円GET /

公式サイト:https://fxgt.com/register

AXIORYは、海外FX業者としては珍しく信託保全を採用しています。自社資産と顧客資産を分けて預けているため、倒産時でも資金の返金が可能で、安全性が高いです。運営歴は12年以上で、これまで大きなトラブルを起こしていないことから、信頼性が高い業者です。公式サイトでは約定率の情報を開示しており、業者の透明性を示しています。スキャルピングに特化した取引ツール「cTrader」が利用可能で、MT4/MT5よりも約定スピードが速く、価格帯ごとの注文量が確認できるなどの特徴があります。このため、スキャルピングトレーダーにとっては心強い取引ツールです。

\ 最大15万円分の入金ボーナスGET /

公式サイト:https://www.axiory.com/jp/

HFMarketsはグループ全体で8つの金融ライセンスを保有しており、その中には「FCA」と「CySEC」などの取得難易度が高いライセンスも含まれています。多数の国際的な賞を受賞しており、資金面での安全性も高いです。独自の賠償保険に加入しており、顧客資産を500万ユーロまで保証しています。相場分析に役立つツールが豊富にあり、「センチメントトレーダー」や「相関トレーダー」などを利用して分析をサポートできます。レバレッジが最大2,000倍と高いため、少ない資金でも取引しやすいです。

\ 20%入金ボーナスGET /

公式サイト:https://www.hfm.com/sv/jp/

Exnessはグループ会社が「FCA」と「CySEC」の最高難易度の金融ライセンスを保有しています。紛争解決機関に加盟し、2万ユーロまでの補償があります。運営歴が15年以上あり、大きなトラブルもないことから信頼できます。無制限のレバレッジ(実際は21億倍)を提供し、必要証拠金はほぼゼロ円でポジションを保有できます。ロスカット水準が0%であるため、ロスカットになりにくく、無制限レバレッジとの相性も良いです。

\ 無制限レバレッジ・ロスカット水準0% /

公式サイト:https://www.exness.com/accounts

「海外FXはおすすめしない」に関するよくある質問Q&A

海外FXはおすすめしないと言われる理由は?

日本では、海外FX業者は無許可営業に該当し、金融庁のサポートが受けられないことが主な理由です。国内業者のような信頼性が確立されていないことが、おすすめしない主な原因です。

海外FXにどんな危険性やリスクがあるの?

最も多いトラブルは出金拒否や利益没収です。これらは取引者にとって大きなリスクとなり得ます。

海外FXでおすすめしない業者の特徴は?

信頼できる金融ライセンスを保有していない業者や、会社の実態がない業者はおすすめしません。また、インターネットで業者名を検索して悪評が多い場合は、その利用を避けるべきです。

海外FXで利用をおすすめしない業者はどこ?

2023年12月時点では、次の7社はおすすめできません。

  • GEMFOREX
  • HAST FOREX
  • FXFair
  • AssassinFX
  • BA Capital
  • ZAIX
  • FXTRDING

【まとめ】海外FXがおすすめしないと言われる理由を理解しよう!

海外FXにはおすすめできない業者も存在するため、注意が必要です。しかし、海外FXには、否定的な意見を超える魅力があります。

海外FXはおすすめしないと言われる7つの理由
  • 理由1.日本の金融庁のライセンス登録をしていない
  • 理由2.信託保全が義務化されていない
  • 理由3.出金拒否・利益没収のリスクがある
  • 理由4.国内FXと比べてスプレッドが広めに設定されている
  • 理由5.ハイレバレッジで大きな損失のリスクがある
  • 理由6.国内FXと比べて利益にかかる税金が高い
  • 理由7.日本語対応していない業者もある
海外FXをおすすめしない理由を上回る5つのメリット
  • メリット1.取引の透明性が高い
  • メリット2.口座開設ボーナスでお得にFX取引を始められる
  • メリット3.ハイレバレッジのため少額でも稼げる
  • メリット4.ゼロカットシステムを採用しているので追証リスクが無い
  • メリット5.高機能な取引ツール(MT4・MT5)を使える
海外FX業者口座開設ボーナス最大レバレッジスプレッド
(米ドル/円)
金融ライセンス取引ツール日本語対応公式HP
XMTrading
XMTRADINGバナー
あり1,000倍ドル円1.6pipsセーシェル金融庁(FSA)MT4/MT5ありhttps://www.xmtrading.com/
FXGT
FXGTバナー
あり1,000倍ドル円1.5pipsセーシェル金融庁(FSA)MT5ありhttps://fxgt.com/ja
AXIORY
AXIORYバナー
あり400倍ドル円1.5pipsベリーズ国際金融サービス委員会(FSC )MT4/MT5/cTraderありhttps://www.axiory.com/jp/
管理人

海外FXの利用に際しては、なぜおすすめできないのかを理解し、信頼できない業者を避けることが重要です。海外FXには、国内FXにはない魅力が多数存在します。レバレッジの高さやボーナスキャンペーン、ゼロカットシステムなどのメリットを、信頼できる海外FX業者を通じてぜひ体験してみてください。

この記事を書いた人

海外FXオンエアは「海外FX初心者が安心して海外FXを利用できるようにサポートすること」をコンセプトに、「海外FXの最新情報」「安全に利用できる海外FX業者の情報」を学ぶことができるメディアです。当サイトでは、海外FXの初歩的な知識から現役トレーダーしかしらない実践的な知識まで「幅広い読者の方に有益な情報」をお届けしています。

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